7歳のときの4月2日だったのだけど、家の前で車に撥ねられた。うちの実家は祖父母が食料品店をやっていたのだけど…店の前に立っていたら、運転を誤った電気屋のオヤジにふっ飛ばされたわけだ。
目が覚めると3日経っていて、病院のベッドに寝かされていた。家じゃ布団を敷いて寝ていたので、人生最初のベッド体験が病院だったわけだ。どうもその時心臓も止まって、一度死んだらしい。
知り合いの本屋のオヤジが見舞いに来てくれて、うちの田舎じゃ有名人だったのだけど(お釣りを必ず500億円とか、1000億円とか言うのよね。)その時に退屈だろうからってマンガを山のように持ってきてくれた。水木しげるの『ゲゲゲの鬼太郎』と手塚治虫の『ブラックジャック』だったのだけどね。
なぜか鬼太郎の『猫仙人』の話が気に入って、そればっかり何度も読んでいた。少年に取り憑いた猫仙人を漬物石に封印してしまうという術を鬼太郎が使うのだけど、少年にあれこれ質問しながら漬物石に絵を描いていくのね。「好きな食べ物は?」という鬼太郎の質問に対して「がんもどき」って答えるところが特に好きで、病院のベッドで「がんもどき」とつぶやいていた。身体は元気だったけど、なかなか退院させてもらえなかったのは、狂ったと思われたのかもしれない。
まぁ、それはともかく…そんなこともあって、どうもオバケとか妖怪の類が好きなのよね。インドでは神さまとか妖怪みたいなののブロマイドが売られていて、旅をしながら集めていたし、タイにはピーっていう目に見えない存在がいて、ピーを祀っている祠とかによく行っていた。
まぁ、川に泳ぎに行くと言うと、隣近所のばあさんから、河童に気をつけろよと言われるし、何かおかしなことがあると、それは水神さまの祟りだねと本気で言い合うような土地柄で育ったからね、そういう話にゃ親近感があったのかもしれない。
で、ハワイの不思議な話です。
NYメンタルケアサロン
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