怒りの感情が出やすい人というか、そういう体質に生まれついた人は肝臓のエネルギーが強いとか、肝臓を酷使していることが多い。
(これはまぁ、持って生まれたものなので、そう簡単には変わらない。インド人なら生まれ変わらないと無理ですと言うね)
ちなみに悲しさって感情は肺と関係が深いし、恐怖は腎臓と関係が深い。他にもいろいろあるけれど。
アーユルヴェーダだったら、あんまり怒りが出やすいんだったら、甘いものを食べて抑えるとか、いろいろと処方箋的なものがあるのだけど、整体の場合はお客さんの口にチョコレートを突っ込むわけにもいかず、とりあえず痛みをとってあげて、それからアドバイスのようなことをするようにしているのね。
まぁ、太るのが嫌だったら、こし餡よりつぶ餡に食物繊維が多いから(同量のごぼうと同じくらいだそうです)食べるのはつぶ餡がいいですよとかね。
だから、その人の体質というか体癖によって、出やすい感情は違う。
視覚だけでも、もの凄い情報量を人間は受け取っているのだけど、その中で何に注目するのか…それが意識なのよ。
怒りやすい人は、腹を立てる情報ばっかり注目している(目がいっている)ということになる。
その意識が病気やら痛みやらを作り出す。
だから、根本は意識なのよね。
だから本当に良くしたかったら、意識を変える他ないのだけど、それはなかなか難しい。
整体をやっている側からすると、その意識を何らかの方法で見つける=何に注目を向けやすい傾向があるのかというのを知ることで、やるべき仕事が変わってくるということだ。
ここに書いているようなことを、それこそ頑張って感じとって、頑張って考えてなんてことは俺にはできないのよね。そんなに頭が良くないし。
じゃあ、どうやっているかというと…無意識に任せている。昔習った仏教風に言ったら阿頼耶識にお任せしていると言ってもいい。
お客さんの身体から情報を得るのだから、こっちも身体というか心というか、そういうものを開く必要がたぶんあって、整体している途中でぼーっとしていたりするけれど、眠いわけじゃないからね。