この、人間には個人差があるという考え方を踏まえて、ちょっと面白いことを調べた方がいるのですけどね。
身体にいいとされているヨーグルトを食べていたら、本当に健康になるのかということです。ヨーグルトの消費量が多い国は以下の通りです。
1位 オランダ 28.5キロ
2位 セルビア 23.3キロ
3位 スイス 21.7キロ
4位 フィンランド 21.2キロ
5位 ブルガリア 18.9キロ
日本は10.3キロだそうですよ。
このヨーグルトをよく食べる国それぞれを、平均寿命と照らし合わせてみると、世界 183カ国との比較でこうなります。
◯オランダ 19位
◯セルビア 69位
◯スイス 2位
◯フィンランド 22位
◯ブルガリア 75位
スイス以外の国は、とりたてて長寿国という訳でもないようです。
ちなみに日本は第1位ですね。もちろん乳幼児死亡率であるとか、それ以外のファクターもあるでしょうけど、これから分かることは、少なくともヨーグルトを食べていたら、長生きする訳ではないということですね。
健康であることと、数値上は長生きであることはもちろん違うでしょうけど、比較のしようがないですからね。
身体にいいと日本では言われている納豆ですけど、消費量の多い県は以下の通りです。
1位 秋田県
2位 福島県
3位 青森県
4位 栃木県
5位 茨城県
てっきり茨城県が1位なのかと思っていましたけど、秋田県はダントツでトップ(年間168パック)なのだそうです。
平均寿命と比較してみると、こうなります。こちらは女性の平均になります。
◯秋田県 41位
◯福島県 46位
◯青森県 47位
◯栃木県 45位
◯茨城県 44位
どちらかといったら、順位的には下位の県にあたっているのが事実のようなのです。
もちろん他にも数えきれないくらいファクターはあるでしょうけど、納豆を食べていれば長生きできるということにはならないのでしょうね。
この発表を見て、どちらかといったら北の地方の方が納豆を食べるという事実の方が興味深いです。
文化的な違いなのですかね?
だから、個人で言えば、何か身体にいいとされている食品を食べることに意味があったとしても、それが平均値として反映されることはない…ことが、この2つの対照から分かると思います。
まぁ、それでも私はヨーグルトも納豆も好きだし、毎日のように食べていますけどね。