『お正月の過ごし方①』

アメリカで育つと、それはまぁアメリカ的な常識の中で育つわけですから、それが当たり前になる訳です。

インスタで、日本に来ている観光客をあなたは何人ですねと当てるという企画を見ていたのですけど、アメリカ人は服装が適当で、髪の毛をちゃんとセットしていない。

う~ん、当たっているかもしれない…?
イタリア人は全体的にファッションがちょっとタイトと言うか、Tシャツがピタピタだとか、この国ではこれが当たり前だよねっていう部分から当てていくんですけど、これが結構当たるのです。

お正月って、そう考えたら、あんまり盛り上がらないというか、年越しを友達とパーティーで酔い潰れるくらいしか文化ってないなぁって、アメリカのことを考えていたのですけど、盛り上がるのはクリスマスの方なんですよね。

25日に家族と過ごさないと、家族から放り出されるくらいの強制力が特に田舎の方はあるようですし。

日本の古い文化で、まぁそんなものだよねと普通の日本人が感じているようなことが、どうしても外国人目線というか、それは何なの、どういう意味なのという疑問が湧いて出てくるタイプなものですから、門松とか、お餅の飾り付けは、あれは元々「年神さま」という山から降りてくる神さまに対するもので、そういう信仰が昔の日本にはあったとか、そういう本を読んで、なるほどなぁと納得するとか、お正月ってそういうシーズンだったりするんですよね。

「どんど焼き」「とんど焼き」「どんと焼き」1月15日の小正月に火を焚く行事ですけど、正しい呼び方はどれなのよと、ふと思ってスタッフに聞いてみたのですけど、分からないと言うのですね。

それで調べてみたら、地方によって呼び方が違うということが分かりました。

全国的には「どんど焼き」関東や東北は「どんと焼き」関西は「とんど焼き」と呼ばれるそうですけど、なぜ「どんど」や「どんと」や「とんど」と呼ばれるのかは諸説あるそうです。

「年神さま」を送り出す正月行事の最後の締めくくりだそうなのですけど、あ、そうだ、これを書いていて思い出しましたけど、1月7日は七草粥ですね。スーパーでセットを買って帰らなければ。

まぁ、いつも同じようなことを書いていますけど、その「当たり前」というのが結構怖いのです。