『シンゴの整体(4)季節的な症状②』

秋になると交感神経優位になってきて、ちょっと身体が緊張する。日照量が減ってきて、なんだか気持ちがめげてくる。痩せ型タイプの人に多いのだけど、悲しいという気持ちが高じてしまうこともある。肺の動きが悪くなって、肩こりやら首こりが出ることもあります。

11月あたりになると、季節性うつ病といって、気持ちが落ち込むとかそういうことより、あれ、家の鍵かけたっけとか、ガスの火を消したっけとか、そういうことが気になって仕方ないって方が増えるのだけど、それが季節性うつ病ってやつです。だいたい冬至を超えると勝手によくなります。

もちろん個人差はものすごく大きいのだけど、人間の身体って本当によくできていると思うのよ。日本は四季があるけれど、とにかく年がら年中暑いとか、寒いって国だと、きっと身体の構造そのものが違っているだろうね。

バックパッカーしている時に、チェンマイに北欧の人専用ホテルってのがあって、デンマークあたりよりも北の国の人たちが定宿にしていた。彼らは湿度の高い状態だと肺がうまく機能しないことが多いから、そのホテルは24時間エアコンが効きまくっていたのよね。