『ゴレンジャー理論』

「スーパー戦隊シリーズ」というジャンルがあることを、ご存知ですか?

Wikipediaによると、「日本の特撮テレビドラマシリーズ。ウルトラシリーズ・仮面ライダーシリーズとともに、およそ48年にわたって放映されている長寿シリーズである。数名がチームを組み、色分けされたマスクとスーツで武装したヒーローに変身し、主に赤色のヒーローを中心として怪人と戦うストーリーがドラマの基本コンセプトとなっている。世界80か国で放映。」だそうです。

48年も続いているのはすごいですよね。

その「スーパー戦隊シリーズ」の記念すべき第1作目が「ゴレンジャー」なのですけど、これがなかなか、組織論としてよくできているのです。その後のシリーズもチーム構成は似通っていますから、基本構成は1作目にして完成したのでしょうね。

アカレンジャー リーダー。実直でエネルギーに満ちている。自分の信じたことに突き進むあまり、周囲の同意を得ることができないこともある。カリスマ性があるが、頑固。

アオレンジャー グループ内でアカレンジャーと同じくらい評価をされているサブリーダーなのだが、コミュニケーション能力に難がある。組織に所属しているにも関わらず、単独行動を好む。ニヒル。ただ、アカレンジャーが情熱で行動するのに対して、彼は冷静に分析した事実を行動原則としている。

キレンジャー グループのまとめ役。コミュニケーション能力に長け、アカレンジャー、アオレンジャーの衝突をやわらげ、ミドレンジャーの相談役になる。人心掌握能力が高い。作中では、キレンジャー役は太っているケースが多かった。

モモレンジャー 女性であるかどうかに関わりなく、紅一点。グループに華を与えてくれる。アカレンジャー、アオレンジャーが対立し、キレンジャーが仲裁しているような状況で…とりあえずランチにしましょうと、ランチボックスを運んでくるようなタイプ。論点とは全く違った視点の価値観を持ち込むことができる。

ミドレンジャー 年齢に関係なく、いつまでたっても青二才。ただ、新しい情報をグループに提供するのは、決まってミドレンジャーの役割。今は修行時代だということを自覚している。成長すれば、アカレンジャーになれる可能性を持っている。

人はそれぞれが違う個性を持っていて、得手不得手がある。その個性を有効に使えるチームに所属することで、自分の能力を発揮することができる。

そういうことなのでしょうけど、ちょっと自分が所属している会社であるとか、組織のことをイメージしてみてください。

ああ、あの人はアオレンジャーだなとか、私って完全にモモレンジャーよねとか、タイプファイすることができるはずです。

アカレンジャーがひとりぼっちなら、ただの迷惑な熱血漢。

アオレンジャーがひとりぼっちなら、ただの自意識過剰なひきこもり。

キレンジャーがひとりぼっちなら、ただの鷹揚な大食漢。

モモレンジャーがひとりぼっちなら、かまう相手を探してペットでも飼っているでしょうし、ミドレンジャーがひとりぼっちなら、きっと大人はわかってくれないとか、つぶやいているはず。あるいは人生なんて退屈だとか言っているかも。

そういえば、『置かれた場所で咲きなさい』って本もありましたね。