『シンゴの整体(31)麻布十番に引っ越して!』

半額キャンペーンをやっていることもあって、結構たくさんのお客さんが来てくれて嬉しいのだけど、最近気づいたことがあるのよね。
代官山のサロンは半地下のようになっている部屋で整体をしていたのだけど、麻布十番は6階で、そのうえ夏になったら日焼けするんじゃないかってくらい日当たりがいい。風通しもいい。部屋も広くなったから、ベッドに横になったお客さんの周囲を動き回るのも楽なのだ。
そんなわけで俺が機嫌よく整体をしていることは間違いがないのだけど、それだけではなくて、どうもね…お客さんの方のリラックス度合いのようなものが上がっているように思うのよね。

聞いたことがあると思うのだけど「言霊(ことだま)」っていうのがあるから、よくない言葉は使わない方がいいという話があるでしょ。まぁ実際にそうだと思うのよね。本人も気づいていないことが多いのだけど、触れられることに恐怖感を持っているお客さんというのは多くて、だけどどこかしらが痛かったりするから整体に来ているわけだ。それが、ちょっとした一言で、固くなっていた身体がふっとゆるんだりすることがあるのよ。だから言葉ってのは大事なのだけど、同じようなの「形霊(かただま)」というのもあるそうだ。
この形霊ってのが人間の身体にもあって、例えば肩は扇の動きをする型とか、手首は鼓の型とか、いろいろと言われていて、それを整体に応用している方もいる。
だからきっと場所魂とか、土地魂のようなものがあると思うのだけど(風水ってのがあるしね)この部屋の何かが、きっとお客さんに良い作用を及ぼしているんだろうなと思っている。
筋肉が固く縮こまっている方には、まずはゆるんでもらう施術から始めるのだけど、それをしなくてもいいケースが増えてきたということなのだけどね。

なんだかいい季節なので、窓を開けたまま整体していると、近所のパン屋さんからいい匂いもしてくるし、ベランダに出て下を見下ろすと、志村けんさんが常連だったという喫茶店があって、ケチャップを炒めている匂いがお昼時には漂ってくる。
な~んかいいのよね。

まだ半額キャペーン継続中だから、リラックスしまくりに来てください。