『リラックスのための工作教室』

ああ、疲れたなぁ。パソコン作業も終わって、資料も作ったし、ちょっと一息入れたいけれど、もう次の会議まで時間がない。手っ取り早くリラックスできる方法ないかな。

そういう話をよく聞くのですけど、それはまぁ深呼吸するとか、スイッチングといって、気持ちを切り替える自分だけのおまじないを持つとか、いろいろと方法はあると思います。

ちなみに、ちょっと試合の流れが悪くなってきたぞと感じた時、プロバスケットの選手はユニフォームを新しいものに着替えるという、スイッチングをするそうです。

そういうあなたのために、ちょっとした工作教室です。

①画材店に行って、画用紙程度の厚さの紙を買ってきます。色は「銀鼠(ぎんねずみ)」という色ですから、画材屋さんにそう伝えてください。

②その紙をハガキサイズに切ります。もしかすると、そもそもハガキサイズで販売されているかもしれません。

③同じく画材店で、丸型のシール(直径3センチ。色は青)を買います。ハガキサイズの銀鼠色の紙の中央に貼ってください。

④紙を横が長くなるように置いた時に、青い丸の中心から、わずかに下にずれた位置に、ボールペンで小さな点を打ちます。

⑤紙を横が長くなるように手に持って、まず小さな点を凝視します。

⑥点をそのまま見た状態で、同時に青い丸も見るようにします。つまり、一点を見据えながら、周囲も見るようにするということです。

⑦そのうちに、青い丸の縁にオレンジ色の光が見えてくると思います。手に持った紙を前後に動かして、その光の円を最大にするようにしてみてください。

⑧この光が見えている時、脳はリラックス状態になっています。脳科学的にはコヒーレンスと呼ばれている状態です。自分の能力を発揮しやすい脳の状態にスイッチできますから、おヒマな時に試してみてくださいね。