『異世界からのレポート①』

外来語と呼ばれている言葉があります。

日本語ではない言語から、その言葉の音やアクセントを取り入れた言葉ということですけど、それはもうたくさんありますよね。

あ、何気なく書いたアクセントって言葉も外来語です。
焼き鳥屋さんで出てくるハツが、英語のheart(心臓)の複数形が訛ったものだと最近知って、ハツは英語なんだって、ちょっと驚いたことがありました。

反対に、日本語が他言語で外来語として使われることもある訳です。
sukiyakiは有名でしょうけど、アメリカだったらbonsaiとか、mangaはそのまま通じると思います。
21世紀になって最も世界中で使われるようになった言葉はkawaiiだそうですよ。

こちらの現実世界で死んでしまう。あるいは何か他の状況が生じることもあるそうですけど、目覚めると異世界にいる。
ロード・オブ・ザ・リングのような、異種族が暮らしていて、魔法が存在して…そういう世界に生まれ変わることが多いそうですけど、そこで現実世界では経験できなかったような体験をすることになる。
そういうジャンルを異世界転生ものと呼ぶそうですけど、この異世界という言葉も英語圏ではisekaiで通じるそうです。

動詞として使われることもあるそうで、isekaiedと過去形になると、英語の現代語辞典には「トラックに轢かれて異世界に転生するという行為。アニメでよくあるアクション」と定義されているそうです。

確かに、異世界ものって増えましたよね。

ちょっと人気に翳りが出てきたように思いますけど…マーベル映画なんて、マルチ・ユニバース話ばかりになっていますからね。
違う世界から、スパイダーマンがやって来て3人のスパイダーマンが戦うとかね。

なぜ、そんなに異世界ものが流行するのかという社会学的な分析も最近はたくさん出ていますけど、ちょっと違った視点からの異世界レポートを見てきました。

『ニッツ・アイランド 非人間のレポート』というドキュメンタリー映画なのですけど、ゲームの中にスタッフ3人が963時間滞在して、そこで出会うプレイヤーにインタビューするという構成なのです。

『DayZ』という、ゾンビが蔓延っている世界でサバイバルすることを目的とするゲームに潜入するのですけど、これがかなり興味深い作品なのです。